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生涯学習情報トップ > 施策情報等 > 乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト > 教えて、先生! > 親子のふれあいコミュニケーション > 047 あいさつや「ありがとう」「ごめんなさい」等、コミュニケーションの基本をしつけるよい方法は?
「おはよう」や「ありがとう」「ごめんなさい」などは、人と心地よく関わり合う大切な言葉です。だからこそ、子供に身につけてほしいと親は願います。
家庭の中に、あいさつや感謝、謝る習慣がありますか?最も身近な夫婦やきょうだい、祖父母とあいさつをしていますか?特別の時だけではなく、日常の生活の場で皆が言葉を交わしている姿が子供のお手本になります。
私たちは様々なことを他の人の真似をして学びます。子供も同じです。お手本がないと学習は進みません。
赤ちゃんは誕生した時から人に注目し模倣する力を持っていると言われています。0歳後半から模倣できることが増えます。また、模倣していることがはっきりと大人にもわかるようになります。この頃から、毎日食事をするのと同じように、挨拶も毎日の習慣として、当たり前に繰り返すのが一番簡単な方法です。
1歳~2歳代の子供は、認められると喜んで繰り返します。まだ、言葉を話さなくても、人と会ったら、ぺコンと頭を下げる習慣があいさつの原点です。1歳になるかならないかの頃から、人の社会で生きる時に必要なことを習慣として身に着けます。
恥ずかしさを感じる頃になってから、強制するとかえって頑なに拒否することがあります。大人が気にして「〇ちゃんはできるのに、あなたも挨拶をしなさい」と強制したり、無理に約束をさせても効果はないでしょう。まずは、大人が相手と会った時ににこやかに挨拶を交わしてください。そのような姿を見て、子供はやるようになります。
子供があいさつをするかどうかを見張っているような態度もやめましょう。子供は親が望んでいることはわかっています。いつするかは子供に任せてみましょう。ジェスチャーでも片言でも表現したら、認めましょう。
夫婦間は当たり前、子供が言えるようになればよいと思っている方は、もう一度考えてください。近い関係でもお礼を言われれば嬉しいですし、かかわりをスムースにします。それだけでなく、『自分』を作っていくためにもとても大切なことです。
親しいからと相手を自分の手足のように思っていると、お礼の言葉は出てきません。自分と他者の境を作り、一人ひとりを尊重することが、挨拶や感謝には含まれています。
たかが挨拶ですが、とても奥深いものです。子供のためにも自分たちのためにも、まずは夫婦間、親しい間柄でのあいさつを抵抗なくできるように努力していく事をお勧めします。