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046 子供の「イヤ!」「やだ!」にはどのように接すればいい?

2歳になって、言葉を覚えたと思ったら「いや!」「やだ!」などと駄々をこねるので困っています。わがままなのでしょうか?どのように接すればよいですか?
子供が自分で考える練習の時期になりました。親も育児の立ち位置を変えます。今までは、親が判断してきたことの中の簡単なことを少しずつ子供に考えさせる問いかけを育児に入れましょう。しかし、生活リズムに関することは、子供に任せず大人が整えてください。

「いやいや」が言えるまでに成長を支えた今までの育児お疲れさまでした。さて、これからは、二段階目の育児と考え、親の立ち位置を変えましょう。

子どもは「いや」「自分でやる」と自己主張して、自分で考える練習をする時期です。今まで親が判断し適切な環境を整えていたので、自己主張ができる子に育ってきました。自己主張やぐずって、気持ちの出し方や他者との折り合い方を学んでいきます。親を困らせるために自己主張をしているわけではありません。親が決めていた小さなことで、子どもの練習の機会を作りましょう。

練習を重ねて「自分」を強める時期ですが、何でも子どもの意見を聞くのは不適切です。子どもの判断力はまだスタートに立ったばかりです。起床や就寝、食事の時間などの生活リズムに関係することは大人が決めていきます。「ご飯を食べる?」「何時に寝る?」などは子どもに聞くのではなく、子供の様子を加味し親が判断し翌日も快適に過ごしやすく生活を整えます。

練習の内容は、子供が決めたことを尊重できる内容を考えます。例えば、お出かけの時「白と緑の靴下どちらを履いていく?」「先に着るのは、シャツ?それともズボン?」と問いかけたり、急いでいるときには「ママにお手伝いして欲しいのは、靴下と靴どっち?それとも全部お手伝いがいいの?」とママの手伝いする部分を投げかけるのもよいでしょう。

「靴下、履く?」と聞き、子供が「はかない」と答えたら、あなたはどう対応しますか?「靴を履くときには靴下を履かせたい」親と「靴下は履かなくてもよい」と考えている親とでは、気持ちが異なりますね。前者の親は、子供に親の判断を押し付けるか、子供の自己主張を通してイライラするかです。親の思いを押し付けたくなる問いかけは避けましょう。

決めたことを尊重される体験をすると、子供は自信がつきます。また、尊重してくれた人への信頼感が増し、その人の言うことを受け入れやすくなります。このようにして、他者との折り合い方を少しずつ学んでいきます。

自己主張をするように成長した我が子と二段階目の育児を楽しんでください。

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