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生涯学習情報トップ > 施策情報等 > 乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト > 教えて、先生! > 子供の睡眠 > 033 子供が自然に寝るまで、深夜でも起きていていいですか?
ヒトは「昼行性」の動物です。多くの方は睡眠時間(寝ている間の時間の長さ)を気にしますが、実は「夜に」眠ることが大切です。夜は暗い所で休み、昼間は起きて光を浴びることが大切なので、答えはNOです。
地球の1日は24時間ですが、私たちの脳にある生体時計の1日は24時間よりもやや長いのです。そして朝の光が生体時計の周期を短くして地球時刻と合わせてくれるので私たちは快適に過ごすことができるのです。
しかし夜に光を浴びると生体時計の周期が伸び、地球時刻とのズレが拡大します。また夜の光は、眠気をもたらすメラトニンの分泌を抑えます。さらに夜の光が癌細胞の発育を促す可能性も指摘されています。
予定よりも早く生まれた赤ちゃんは未熟児室で治療されます。これまで未熟児室は観察を優先して明るくなっていました。
ところが最近、明暗の区別をつけてあげたほうが未熟児の発育がいい、というデータが報告されました。是非とも睡眠時間だけではなく、「夜に」眠ることの大切さを知って下さい。
寝つかないとのことですが、生体時計の周期は24時間よりも長いので、ほおっておけば当然夜ふかしになります。早起きをして昼間に身体を動かして、夜は暗く静かにしてあげることが大切です。様々な工夫で「夜に」眠るようにしてあげて下さい。
このことはご両親にも大切です。是非ご両親も深夜まで起きていることのデメリットをこの際知って、ご自身の生活リズムを見直すきっかけにしてください。
★ほん・本・ごほんの番外編★
都立多摩図書館から、テーマに関連する絵本を紹介します。お近くの図書館で探してみてくださいね。
『おやすみなさい おつきさま』
ベッドに入った子うさぎが、部屋の中のものたちに「おやすみなさい」を言っています。おやすみおへや、おやすみお月様、おやすみあかりさん、おやすみいすさん・・・。おやすみを告げている間に、部屋はだんだん暗くなり、窓ごしに夜空の星が明るく輝きだしました。寝る前の読み聞かせにぴったり。
※ 「ほん・本・ごほん」本編は、「都立図書館 こどもページ」にあります。