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生涯学習情報トップ > 施策情報等 > 乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト > 教えて、先生! > 子供の睡眠 > 004 お昼寝たっぷりなら夜更かししてもいい?
遅寝(夜ふかし)は避けた方がいいと思います。睡眠時間は大切ですが、いつ寝るかも大切です。夜ふかしをして、夜に光を浴びる時間が長くなることは昼行性の動物であるヒトにとって望ましくないのです。脳にある生体時計の調子が悪くなり、メラトニンの分泌も悪くなります。
また遅寝ではどうしても夜型になりますが、夜型では朝型よりも睡眠時間が短くなり、心身に様々な問題が生じやすいようなのです。出来る限り早寝を目指していただきたいと思います。
「夜ふかしするのはお昼寝のせい」という議論もあります。私の10年前の調査でもお昼寝終了の時刻が遅いと夜ふかしになる事がわかりました。
ところが最近の世界の赤ちゃんの眠りの調査では、生後三カ月以降、日本では赤ちゃんの昼寝が他の国と比べて極端に短いことが分かったのです。つまり世界ではもっとお昼寝をたっぷり取って、夜も早く寝ている赤ちゃんがたくさんいるのです。赤ちゃんが「夜ふかしするのはお昼寝のせい」とばかりは言えないのです。
さらに日本の赤ちゃんの睡眠時間が世界で一番短い事もわかりました。どうも日本では赤ちゃんを寝かしつける事、寝かせる事が得意ではないようです。でも実は日本の大人の睡眠時間の短さも世界トップレベルです。赤ちゃんから大人まで短睡眠時間国家なのです。
睡眠時間が短いことで心身に様々な問題が生じることも近年明らかにされています。赤ちゃんばかりでなくお父さんお母さんも早寝、朝型を目指してはいかがでしょうか?