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樹木は、光や水、土の養分などを取り込んで太い根っこや太い幹がしっかり育ちますね。根っこや幹が弱いと、やがて果実が実ったときに、強い風が吹いたら倒れてしまいます。
同じように、人が育っていくときも“心と体の基礎”がしっかり育っていることが大切です。基礎(土台)の上に、いろいろな経験を重ねて心と体が豊かに育ちます。
乳幼児期に、しっかりとした心と体の基礎をはぐくまないと、様々な悩みや問題にぶつかったときに耐えられなくなったり、問題行動につながる危険もあります。 強くたくましい心を持つ人に、思いやりや優しい気持ちのある人に、人間性豊かに育って欲しい・・・。そのためには、乳幼児期にしっかりとした心と体の基礎を育むことが大切なのです。
乳幼児期は脳や神経系、体が著しく発達する時期であることが、脳科学や医学の研究によりわかってきています。 例えば、この時期は自然や他人と接することで様々な刺激を受けて外界との適応を学ぶ時期ですが、その基本になる“嬉しい、悲しい、恐い、嫌い”などの「情動」という原始的な感情の動きは、「5歳くらいまでにその原型が形成される」と言われています。
また、成長のために重要な役割を果たすホルモンの「メラトニン」が集中して分泌されたり、「心の要」とも言われているセロトニン神経系をはじめとする脳の機能が著しく発達する時期でもあります。
これらの健やかな発達に必要な愛情、睡眠、光、運動、栄養、五感の刺激などを保護者が適切に与えることが、“心と体の基礎”をしっかり育てるために大切です。
小さな子供は一人では成長できない存在ですから、育つために必要な刺激を大人が与えてあげましょう。
「メラトニン」の詳しい説明はこちら(PDF 373KB)
「セロトニン」の詳しい説明はこちら(PDF 347KB)