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生涯学習情報トップ > 施策情報等 > 乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト > 知る・学ぶ > 食は生活リズムの大切なキーワード > 乳幼児期は、こんな「食べる力」を育てよう
厚生労働省が設置した「食を通じた子供の健全育成(-いわゆる「食育」の視点から-)のあり方に関する検討委員会」は、子供の発育・発達過程に関わる主な特徴に応じて、具体的にどのような「食べる力」を育んでいけばよいのかをまとめています。
この委員会報告書でまとめられている「4 発育・発達過程に応じて育てたい"食べる力"」を基に、乳幼児期(同報告書では「授乳期/離乳期、幼児期」)に育てたい「食べる力」を抜粋して、紹介します。
母乳やミルクを、目と目を合わせて優しい声かけや温もりを通してゆったりと飲むことで心の安定がもたらされ、食欲が育まれていきます。
いろいろな食べ物を見て、触って、味わう体験を通して、自分で進んで食べようとする力が育まれます。離乳期の「手づかみ食べ」も大切なプロセスです。
幼児期は、睡眠、食事、遊びといった活動にメリハリが出てくるので、一生を通じて食事のリズムの基礎をつくる重要な時期です。お腹がすく感覚を持つには十分に遊び、規則的に食事をとることが大切で、これを繰り返すことで生活リズムが作られます。
食べなれない物や嫌いな物が出てきますが、簡単な調理を手伝ったり、栽培や収穫に関わる等、食べ物に関わる体験を通して、食べたい物・好きな物が増えていきます。
家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わうことは、身近な人との基本的な信頼感を確認していくことになります。安心感や信頼感は、子供が体験を広げていく基盤になるものです。
家族や友達と一緒に食事をすることは、食事のマナーや習慣を覚える機会です。
歯や口の発達とともに噛みごたえのある食べ物を食べられるようになります。よく噛むことは、消化によいのはもちろんですが、歯と口の健康のためにも大切です。
栽培、収穫、簡単な調理を通して身近な食材に触れ、食の体験を広げることで、食への興味や関心が生まれます。また、食事作りには、味、色、香り、音等、子供の五感と好奇心を刺激する発見や驚きがたくさんあります。