当Webサイトは、スタイルシートを使用しております。お客さまが使用されているブラウザは、スタイルシート非対応のブラウザか、スタイルシートの設定が有効になっていない可能性があります。そのため、表示結果が異なっておりますが、情報そのものは問題なくご利用いただけます。
生涯学習情報トップ > 施策情報等 > 乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト > 知る・学ぶ > 食は生活リズムの大切なキーワード > 一日のスタートは朝ごはんから
「時間がないなあ…」「面倒くさいから…」と朝ごはんを食べないで出かけることはありませんか? 朝ごはんにはこんな大切な役割があります。
朝ごはんを食べると、エネルギーがいきわたって体が目を覚まし、動きやすくなり、一日をすっきり元気にスタートできます。ところが朝ごはんを食べないと午前中は頭も体もボーっとしたまま…。昼ごはんを食べた後にようやく元気が出て夜は活動的に夜更かしして、また朝、起きられない…そんな悪循環に陥ってしまいます。きちんと朝ごはんを食べて生活リズムを整えることは、健康な体づくりに大切です。
ヒトの体温は寝ているときは下がっています。それが朝ごはんを食べ栄養がいきわたることで体の中で熱が作られ、体温が上がります。すると体が調子よくなり、元気に活動できるのです。朝ごはんを食べないと、体温はずっと低いまま、脳の温度も下がったままなので、午前中から眠くなったりあくびをしたり。
脳のエネルギー源は「ブドウ糖(血糖)」という成分です。ブドウ糖は体の中に少ししか蓄えておけない(しかも脳には蓄えられない!)のですが、夜寝ている間もエネルギーを使っているので、朝ごはんを食べないと午前中はブドウ糖が不足したまま(低血糖の状態)です。
すると脳にエネルギーがまわらず、脳の栄養不足状態に!集中力や記憶力などがうまく働かない。これじゃあ、午前中、集中したり元気に運動したり遊んだりできませんね。
他にも、基礎代謝を高めて肥満や生活習慣病の防止になる、胃や腸が刺激されて排便が促され、「朝ウンチ」の習慣ができるなど、健康なからだ作りに大切な役割があります。
「毎日朝食を食べますか?」という質問に「1週間に4~5日食べないことがある」「ほとんど食べない」と答えた小学生が約6%もいます。その理由は「食欲がない」約48%、「食べる時間がない」が約34%です。
これには前日の生活が関係しています。夕食が遅い時間だったために食欲がわかない、夜更かししたために朝起きられず、時間がない…これでは体に大切な栄養を、適切にとることができません。また、夜型、朝食抜きの生活は、肥満や栄養不足、生活習慣病の原因にもなります。 朝ごはんは、一日を元気にスタートするためのエネルギー源です。朝ごはんをきちんと食べる習慣を身につけましょう。