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生涯学習情報トップ > 施策情報等 > 乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト > 教えて、先生! > 五感の刺激と発達 > 026 赤ちゃんの脳も育っているのですか? どんな刺激を与えればいいですか?

026 赤ちゃんの脳も育っているのですか? どんな刺激を与えればいいですか?

まだ何もできない赤ちゃんの脳も育っているのですか?発達のためにはどんな刺激を与えればいいのでしょうか?
お日様のリズムに合わせた毎日の生活の中で繰り返しうける、強すぎない刺激が赤ちゃんの脳を着実に育てます。

脳の形は、見た目には生まれた時も大人になっても大体変わりません。違うのは、脳の中にある脳細胞同士のつながり具合です。脳の中に収納されている脳細胞は150~200億個もあって、これが生まれたあと細胞同士がどんどんつながりを増やして複雑な構造になっていきます。これが、「脳が育つ」ということです。

実は、生まれて最初の5年くらいが、一生のうちでも最もこのつながりが増える時期です。ということは、赤ちゃんの脳こそ、育っているということですね。

この脳神経のつながりは刺激によって増えていきますから、刺激を繰り返したくさん与えるほど脳はよく育ちます。"繰り返したくさん"と言っても、難しいことではありません。刺激は、五感を通して、生活そのものから入ってくるからです。

たとえば朝日を浴びること(目から入る光の刺激)、ミルクを飲むこと(鼻から入る匂いの刺激や舌で感じる味の刺激)、大人の声を聞くこと(耳から入る音の刺激)、おもちゃで遊ぶこと(肌から入る触覚)などが、赤ちゃんの脳には生まれたその日から絶え間なく刺激として入ってきます。

大事なことは、お日様のリズムに合わせて、赤ちゃんと大人の暮らしが毎日だいたい規則正しく行われていることです。朝、お日様が昇ったら目覚め、昼間は大体同じ時間に食事をしたり体を動かす活動をして、お日様が沈んだら寝る。

そして、大人が話しかけたり笑いかけたり抱っこをしたりする。決して強い刺激ではありませんが、これらが毎日繰り返されることによって脳は着実に育っていくのです。

★ほん・本・ごほんの番外編★

都立多摩図書館から、テーマに関連する絵本を紹介します。お近くの図書館で探してみてくださいね。

くんちゃんは おおいそがし

『くんちゃんは おおいそがし』

ドロシー・マリノ作  まさきるりこ訳  ペンギン社

こぐまのくんちゃんは「何をしてあそんだらいい?」とお母さんに聞きました。お母さんは、外へ行って自分で何かすることを見つけなさいと言いました。くんちゃんは、外へ行って、松かさや木切れや石を見つけて遊んでいるうちに、大忙しになったんですって。子供の一人遊びの豊かさを描いています。

※ 「ほん・本・ごほん」本編は、「都立図書館 こどもページ別ページが立ち上がります」にあります。

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