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025 うんちが硬いようで心配なのですが、どうしたらいいですか?

離乳食から普通食へと進めているところですが、うんちが硬いようで心配です。どうしたらいいですか?
食事に繊維のものが入るとうんちが固まってきます。硬目でも楽にうんちができていればよいですが、苦しいときは、まず食事療法を。排便が苦しくて大泣きしたり、肛門からの出血が続くなら、便秘の分かる小児科の病院にいった方がよいでしょう。

離乳食から普通食に移行するとき、うんちの状態が変わります。子どものからだの調子を知らせてくれるのがうんちですので、その意味でも、うんちの変化はとても気になりますよね。今回は、硬いうんちの原因とその解消方法について、さいたま市立病院の中野美和子先生(小児外科医)にアドバイスを頂きましたので、ご紹介します。

■硬いうんちの原因として考えられること

新生児期から、3か月、5か月と成長すると、便の回数は腸の発達に伴い、徐々に減っていきます。最初10回以上/日だったのが徐々に5~6回/日、そして、5~6か月で離乳食を始めると、繊維のものが入るために、便が固まってきます。1歳ごろの離乳完了で、さらに便の形ができていき、1日1~3回のおとなに近い排便になります。ですから、有形便になるのは、成長、食事の内容に伴う、自然なものです。もし硬すぎて、排便に苦労するなら、それは、慢性便秘症の可能性が高いです。硬目でも、楽に排便できればよいですが、苦しくて大変ということなら、治療対象となる慢性便秘症です。

■硬いうんちの解消法

1歳を過ぎて、急に排便が苦しくなる子供は時々います。まず、食事療法です。3食きちんと食べて、おかしは最小限にします。繊維が多い食事、発酵食品などを試みます。食事療法に含まれますが、オリゴ糖や、プルーンなども試みるのがよいです。しかし、食事療法がうまくいかずに、排便困難が1か月以上持続するなら、慢性便秘(便の溜ぐぜ)の状態になり始めている可能性がありますから、便秘の分かる小児科に行った方がよいでしょう。排便困難とは、排便に時間がかかる、出そうだが、なかなか出さない、排便が苦しくていつも大泣き、便が硬くて、肛門が切れて出血する、などです。

★ほん・本・ごほんの番外編★

都立多摩図書館から、テーマに関連する絵本を紹介します。お近くの図書館で探してみてくださいね。

はけたよはけたよ

『はけたよ はけたよ』

かんざわとしこ文 にしまきかやこ絵 偕成社

ひとりでパンツをはけない、たつくん。パンツをはかずに外に行ったら、動物たちがやってきて、「しっぽのないおしり」と大笑いされました。でもたつくんは、最後にはひとりではける方法を見つけました。

※ 「ほん・本・ごほん」本編は、「都立図書館 こどもページ別ページが立ち上がります」にあります。

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