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生涯学習情報トップ > 施策情報等 > 乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト > 教えて、先生! > 乳幼児期からの食 > 016 食べ物の好き嫌いはどうすればいい?
幼児は成長するとともに味覚や食感が発達してきます。離乳食は何でもよく食べていても、1歳を過ぎると食べる種類が限られてくることがあります。食べ物の味が分かり好みが出てくるのは成長の証です。
自然界で動物は、苦み、匂い、せんい分を、食物として適さない危険信号として避けて身を守っていると言われます。これらは子どもが嫌うことの多い食物の特徴でもあり、幼い生き物が安全な食を確保するための本能と言えるかも知れません。
とは言え、嫌いなものが多すぎると食べられるものが限られ栄養に偏りが出るほか、ゆくゆく集団生活や社会生活に入って不便な思いをするかも知れません。
嫌いなものを食べやすくするには、切り方や盛り付けの工夫をするほか、カレーやみそ汁など、子どもが好きで味が分からなくなりやすいものに、細かく切ったりすりおろしたりして入れるのも一つの方法でしょう。また、空腹であれば多少嫌いなものも、より食べやすいです。
味覚は成長とともに変わりますから、食べられないと思っていたけれど、ある時食べてみたらおいしいと感じることもあります。好き嫌いにこだわらず、いろいろな食べ物と広く触れることができる機会を持たせましょう。お友達とみんなで同じものを食べると食べられることもあります。
また、材料や調理の過程を知ることで、食べ物はみな自然の恵みなのだと感謝の気持ちを持つようにするなど、食べ物との多様な関わり方を心がけるのも良いでしょう。