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生涯学習情報トップ > 施策情報等 > 乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト > 教えて、先生! > 絵本の読み聞かせ > 011 読み方が下手でも大丈夫ですか?
上手に読むことより、大人が子供と一緒に楽しむことが大切です。目の前の用事を少し忘れて、絵本に心を寄せて、ゆっくり読んであげてください。
子供に読んで聞かせるからといって、演じて読む必要はありません。絵やおはなしが面白いのですから、そのまま自然に読めば、子供は想像をふくらませることができるのです。
あまり劇的に読むと、かえって絵本の世界を楽しむ妨げになることもあります。
また、大人は本を最初から最後まで読むことが読書だと思っていますが、赤ちゃんや幼い子供の場合は、いろいろなスタイルがあると考えてください。
初めのうちは、気に入ったページしか見なかったり、聞いている途中でどこかへ行ってしまったり、ページをめくりたがったりします。最後まで読み聞かせなくてはいけないと窮屈に考えず、子供の気持ちを受け入れて、付き合ってください。
毎回同じことの繰り返しだなあと思っていても、そのうちに、子供は絵本には楽しいおはなしが入っていることに気がつきます。そして静かに大人の声に耳を傾けるときが来ます。
それまでつまらないと思っていた絵本が、子供と一緒に読むと、急に輝きを増したり、子供の一言で新しい発見をすることがあります。子供の身近にいる大人だけが得られるこの幸せを、存分に受け取ってください。