English
東京都文化財めぐり

旧江戸城を歩いてみませんか
皇居散策コース

東京の都心に広がる緑豊かな皇居。この地は、かつて江戸城(千代田城)と称され、徳川将軍家の居城や幕府としての政治の中心地として発展を遂げました。江戸城の外郭は、西は四谷から東は浅草まで、北は水道橋から南は虎ノ門までもありました。

今回は、この広大な江戸城のうち、一般に公開されている皇居東御苑の中の江戸城の中枢部である本丸、二の丸から皇居外苑などをめぐるコースを設定しました。また、東京国立博物館、千代田区教育委員会、東京都立中央図書館と協力し、様々な切り口で旧江戸城を紹介します。

コース案内

江戸城の成り立ちは、長禄元年(1457)の太田道灌(おおたどうかん)による築城に始まるといわれています。その後、小田原北条氏の旧領を与えられた徳川家康は江戸城を居城に定め、秀忠・家光と三代にわたり江戸城の整備を行い、寛永13 年(1636)に内外郭合わせてほぼ全容を完成させました。

江戸城は、本丸・二の丸・三の丸の本城、西の丸や紅葉山などの西城、広大な回遊式庭園の吹上のほか、北の丸、西の丸下など多数の堀に区切られた曲輪(くるわ)から成り、その外側には延長約14 ㎞に及ぶ外堀を巡らす巨大な城郭でした。現在も皇居周辺には当時の江戸城の様子を(しの)ばせる堀や石垣・門・(やぐら)が国の特別史跡「江戸城跡」に、田安門、清水門、外桜田門が重要文化財(建造物)に指定されています。このほか、牛込・赤坂間に残る江戸城外堀跡や常盤橋門跡が国の史跡に指定されています。

散策順路

  1. 大手門
  2. 大手三の門
  3. 中之門
  4. 中雀門
  1. 本丸
  2. 天守台
  3. 白鳥濠の石垣と汐見坂
  1. 二の丸庭園
  2. 桜田二重櫓
  1. 二重橋
  2. 外桜田門

散策コース地図

旧江戸城を紹介する資料

カタログ版案内(PDF)

SNSシェア

facebook twitter