|
|
◆ 就学時健康診断を活用した子どもと保護者に向けた入学前プログラムの実施 (新宿区の取組)
保護者の不安解消と子どもの自立を目指して
新宿区では、小学校入学前の就学時検診等を活用し、不安な気持ちを抱えている保護者に対して、その不安を取り除くとともに、子どもの自立をサポートすることを目的とした入学前プログラム「ともだち たくさん つくろうよ」(ハートフルコミュニケーション)を実施しました。
昨年度、区内の1校でモデルケースとして行ったところ、入学後の保護者間のコミュニケーションが活発になるとともに、子どもたちも落ち着いた態度で学校生活に取り組むなど大きな成果があったことを受け、今年度は9校の小学校で実施します。
入学までの親の役割と子どもへの接し方
取組の一例として、区立鶴巻小学校では、11月2日の「就学時健康診断」の日と、その週の日曜日の2日間を利用して事業が実施されました。2日間とも対象となるほとんどの子どもと保護者が参加し、保護者と子どもがそれぞれの会場に分かれて取組が進められました。
保護者の会場では、子育てのサポート活動を行っている専門家を講師にして、保護者が抱えている不安や疑問を出し合い、解決の方法について相互に話し合う機会が持たれました。講師からは、この時期から入学までの間で、小学校生活を楽しく過ごすための親の役割や子どもへの接し方について具体的な提案などがあり、保護者は講師の話や他の参加者の発言に共感する様子が伺われました。この間、子どもたちは別室で、体操の指導者によるゲームや外国語専門学校の英語教師によるレクリエーションなどを通じて、幼稚園、保育園に係わりなく、新1年生に向けた友だちづくりが自然に行われました。
新宿区では、昨年度の成果を踏まえながら、今年度の取組をステップに、次年度以降すべての小学校でこれらの活動が実施できるように進めていく予定です。
チラシ(PDF 約900KB)
|
|
|
|