協議会トップ > 学校を支援する活動・団体紹介トップ

学校を支援する地域のNPO
 
 
 世田谷まなびばネット
 
 まなびばネットは、生活者の視点を生かしながら、子ども・若者の育成や地域コミュニティの活性化に取り組むことを目指し、2003年に発足したNPOです。メンバーの多くがPTA活動の経験者であるという強みを生かし、様々な教育のコーディネート活動をこれまでにも展開してきました。
 
学校支援コーディネーターの育成

研修会の写真 世田谷区では、17年度は、地域教育基盤(プラットフォーム)整備に向けたパイロットエリアを2地区指定し、そこで試行に向けての条件整備を進めています。具体的には、中学校区程度のエリア内で学校のニーズに応じ、様々な分野で活躍している外部の人材を活用し、授業プログラムを提供する役割を担う「学校支援コーディネーター」のテスト配置に取り組みます。まなびばネットは、この学校支援コーディネーターのテスト配置の人選から研修、検証・評価などを区教育委員会に提案し、協議しながら実施する一翼を担っています。
 昨年の夏に、「学校支援コーディネーターに必要な知識・スキルを身につける」というテーマで研修会が開かれました。研修プログラムは、区教育長による「世田谷区教育ビジョン」についての講義や教育指導課長による世田谷区立小・中学校の現状など授業プランづくりに関するシュミレーション実習まで、単なる知識の習得ではなく、実践的力量の習得を目指した構成となっています。
区立桜小学校における大学連携プログラムの企画

 まなびばネットが、コーディネーターとして関わった活動の一つに、小学校と大学が連携した取組があります。大学連携プログラムの写真1
 区立桜小学校では今年、どのようなクラブ活動をやりたいかというアンケートを子どもたちからとったところ、ビオトープをつくりたいという意見が多かったので、学校の屋上にビオトープを設置し、「かんきょうクラブ」を設立しました。
 ビオトープづくりには、専門的な知識が必要となるので、桜小学校とまなびばネットが、東京農業大学に協力依頼を行いました。その依頼を東京農業大学は快諾し、造園学科の学生たちをクラブ活動の時間のアドバイザーとして派遣してくれています。学生のアドバイザーたちは、子どもたちの相談に親身になって対応してくれています。
大学連携プログラムの写真2 子どもたちは、大学生たちが熱心にビオトープづくりに取り組む姿を目の当たりにして、大きな刺激を受けています。子どもたちが異なった世代の人たちとふれあうことによって、コミュニケーション能力が磨かれたり、これらの活動を通して、何事にも意欲的に取り組む精神を育んでいくことが期待されています。
大学連携プログラムの写真3 桜小学校では、子ども達のクラブ活動の一つ、なわとびクラブの指導に、プロのダブルダッチチームに来ていただいています。これも、学校支援コーディネーターが学校からの要請を受けて、コーディネートしたものです。
 音楽に合わせたすばらしい演技に、子どもたちも大注目。後輩の大学生メンバーも参加し、体育館のあちこちで歓声があがりました。子どもたちの上達の早さに、指導に当たったみなさんも、とても驚いていました。