学校支援の事業紹介 | |||
小中学生の日本舞踊体験教室 |
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財団法人 日本舞踊振興財団 | |||
財団法人日本舞踊振興財団では、日本舞踊を小中学生に体験してもらうためのプログラムを実施しています。今回ご紹介するのは、新宿区で行なわれている「伝統文化こども教室−新宿区日本舞踊こども教室」(文化庁委嘱事業)です。 土曜日の午前中、最初に低学年クラスの参加者が集まります。色とりどりのゆかたに着替えた子どもたちが、お扇子を手にあつまってきます。扇子は貸し出し、ゆかたも貸してくれるので安心です。 ![]() 課題曲は「京の四季」。2月に発表会があるので、みんな真剣です。先生の口三味線で何回かおさらいした後に、曲をかけて踊ります。「うさぎさん」や、「しっぽ」など、低学年の子どもたちにもわかりやすい表現で、先生が手や扇子の位置を確認します。本番のように3、4人ずつ踊る時には、観客の子どもたちも手振りをおさらいしながら、真剣に見ています。教室が終わると、子どもたちは保護者と一緒にゆかたをきちんとたたみます。 ![]() 後半は、高学年から中学生の時間です。自分で着付けもできるようになってきますが、先生やスタッフが帯を直す場面も。教室が始まった時にはちょうどの丈だったゆかたが、すでに短くなっている子もいました。この高学年では、男女分かれて、違う課題曲を練習します。土曜日は他の行事も忙しい中ですが、中学2年生と小学校5年生の兄弟に、先生が丁寧に教えていきます。 ゆっくりとした調べ、日常生活にはない動作。日本の文化特有の美を体験することが、子どもたちの興味関心の巾を広げていきます。3年続けて通っている子もいるそうです。 学校への出前事業では、小道具の使い方や和楽器の実演、英語による日本舞踊体験教室も開催しています。 |
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日本舞踊振興財団のホームページ http://www.nihonbuyo.or.jp |
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