NPO法人 ハロードリーム実行委員会 |
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★ 支援した授業の紹介<都立蒲田高等学校> |
入学間もない1年生が、クラスメイト同士の理解を深め、学校行事をはじめとしたこれからの様々な活動に仲間として行動できるように、そして、自分の気持や自分が大切にしていることに気付き、高校生活をどのように過ごし、何に挑戦するかについて考える時間でした。 |
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★ コーディネートの流れ |
学校へ訪問、担当教員と打ち合わせ、日程の決定 授業として目指すもの、担当教員の希望などについて確認し、団体として提供できるプログラムを提案、次回訪問までにプログラム案を出して検討することとする。 ↓ 団体で当日のスタッフを決定 1クラスに2名ずつ(1名が進行役、もう1名は全体をみながらフォロー役)のスタッフが入り、2時間の授業を行う。 ↓ スタッフ打ち合わせ 事務局の作ったプログラム案をもとに、スタッフが数回打ち合わせ、学校に提案するプログラム案を作成。 案をベースにしながら、クラスの雰囲気や時間に応じて変更するが、最終的に必ず実施するプログラムについて確認。 ↓ 学校との最終打ち合わせ プログラム案についての検討と当日までの準備内容(教室内は椅子のみ、教材は団体で準備する等)を確認。 ↓ 当日 ↓ スタッフ反省会 |
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★ 授業の紹介 |
今回の授業は、ハロードリーム実行委員会の独自プログラム「Class-i(クラスアイ)」をベースに、
高校との打ち合わせをもとにプログラムを構成しています。Class-iは、様々な総合学習のプログラムの前に、
まずは「自分の気持に気付く」ことをしてほしい、という思いから開発が始まったプログラムです。
担任と副担任も生徒の輪に入りながら、声を出さずに誕生日の順番に並んだり、
血液型で集まったりなどのウォーミングアップをした後に、生徒同士の小グループをつくり、
自分について考えながら、互いに伝え合うプログラムを行いました。
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団体からのメッセージ |
Class-iとは、自分の心の声を聴く授業のこと。 i(アイ)は「私」と、identity (私の私たる所以)という意味を込めています。 今回、入学間もない高校1年生が対象でしたので、「クラスに自分の居場所を創る」ことを全体の目的として組み立てました。 【自分のことを少し客観的にみてそれを伝える →お互いの違いを受け入れつつクラスという共同体を意識して高校生活で何をしてみたいか感じ伝え合う →ゲーム感覚で自己開示と他者理解を深める】という流れで進めました。 Class-i は、先生方との事前打ち合わせを重視し、各学校やクラスによって内容をアレンジして大切に組み立てています。 先生方、そして子どもたちと共に育てていきたい授業です。 |
<都立学校支援部会> |