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文化財めぐりコース

浅草散策コース

4 六地蔵石燈籠

都指定旧跡 仮指定:大正13 年2 月5 日 旧跡指定:昭和30 年3 月28 日
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全景
写真提供:台東区教育委員会

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石燈籠には六面それぞれに地蔵像が彫られています。
写真提供:台東区教育委員会

 浅草寺影向堂の前に立つ石燈籠は、高さ180 ㎝余りで、六角形の火袋の各面に地蔵像が彫ってあります。しかし、現在では地蔵像も文字もほとんど風化し、火災に遭っていることもあり、判読できません。

 造立年代は不明ですが、一説によると久安年間(1145~ 51)に源義朝が浅草寺を参詣した際に「鎌田兵衛尉政清(かまたひょうえのじょうまさきよ)」が造立したとも言われています。一方で、応安年間(1368 ~ 75)頃に造立されたという説もあって確定していません。いずれにしても、都内に現存している石燈籠の中でも、最も古い時代の制作に属するものの一つであると考えられています。

 もとは雷門の東方の吾妻橋のたもとにありました。そのため、辺りの隅田川べりは「六地蔵河岸」と呼ばれていたそうです。明治23 年(1890)、道路拡幅などの区画整理に伴い現在地に移転するまで、棹石(さおいし)の下半分は土に埋まっていました。現在では、屋根付きの建物内で保護されています。


浅草寺の公開情報

公開日 :
通年
公開時間 :
終日
料金 :
無料
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