白金高輪散策コース
4 明治学院インブリー館

インブリー館
日本で最初の本格的な和英辞典『和英語林集成』の編纂とヘボン式ローマ字表記法の考案で知られるヘボン博士は、安政6年(1859)に来日した米国人宣教医師で、無償の施療事業、和英辞典の編纂、聖書の翻訳の
旧宣教師館は、住人のうち最も永く住んでいたW.インブリーにちなみインブリー館と命名されました。この建物は、19世紀後半に流行したアメリカ建築様式のひとつ(ゴシックリバイバル)を多く取り入れた本格的洋風住宅建築であり、都内に現存する最古の宣教師館として極めて貴重なものです。壁の外装は、
宣教師館としての役割を終えた後も様々な用途に供され、昭和39年(1964)に国道1号線の拡幅のため現在地に

礼拝堂と礼拝堂内チャペル
明治学院礼拝堂
港区指定有形文化財(建造物) 指定:平成元年10月25日
大正5年(1916)建設の礼拝堂は明治学院のシンボルとなっています。建築家W.M.ヴォーリズの設計によるもので、本人もここで結婚式を挙げました。イギリス・ゴシックリバイバル様式の特徴がみられ、当時アメリカで流行したオープンルーフ(シザーストラス)の手法も取り入れられています。

記念館
明治学院記念館
港区指定有形文化財(建造物) 指定:昭和54年10月23日
明治23年(1890)、神学部校舎兼図書館として建設された、アメリカ・ネオゴシック様式の2階建ての建物です。元々は煉瓦造でしたが、明治27年(1894)の地震で大破してしまったため、2階から上部は木造に姿を変えています。島崎藤村もこの図書館で学びました。
明治学院の公開情報
構内入構は要事前申請。公開日等については、以下へお問い合わせください。
問合せ先 明治学院(学院長室)TEL 03-5421-5230 (9:00 ~ 16:00)
※学生・生徒の授業等の妨げになる行為や、文化財としての価値を損ねるおそれのある行為などは慎み、マナーを守っていただきますようお願いします。