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文化財めぐりコース

府中散策コース(新選組ゆかりの地を歩いてみませんか)

府中と新選組

 土方歳三の生涯を描いた司馬遼太郎の小説『燃えよ剣』は、大國魂神社の例大祭「くらやみ祭」の場面から始まります。また、文久元年(1861)には、大國魂神社で近藤勇の天然理心流4代目襲名披露試合が行われたといいます。

府中散策コースの地図

1 大國魂神社本殿

都指定有形文化財(建造物) 指定:昭和37年3月31日
写真

大國魂神社本殿

 大國魂神社は古くは六所宮と称し、武蔵国内諸神を祀る武蔵総社として古来より近隣の崇敬を集めてきました。現本殿は、徳川4代将軍家綱の再建の命により、寛文7年(1667)に完成したものです。大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)や六祭神など多くの神々を祀るため、三間社流造の社殿を3棟分連結した、横に長い九間社流造という特異な形式で、相殿造(あいどのづくり)ともいいます。大國魂大神は中央の中殿に、六祭神は東殿と西殿に、それぞれ(まつ)られています。

 慶長11年(1606)の古図からは、独立した社殿が3棟建っていたことが分かります。正保3年(1646)の火事で社殿がほとんど失われ、その後、再建時に今のような形式になったと考えられます。本殿は桁行約14m、棟高約9mと巨大で、外観は朱漆塗り、屋根は檜皮葺(ひわだぶき)でしたが幕末に銅板葺に変更されています。

 多摩地域における公儀普請の作例としても貴重です。


大國魂神社本殿の公開情報

公開日 :
通年(外観のみ)
公開時間 :
終日(外観のみ)
料金 :
なし