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文化財めぐりコース

国分寺散策コース(府中・国分寺を歩いてみませんか)

5 銅造観世音菩薩立像

都指定有形文化財(彫刻・考古資料) 指定:昭和58年5月6日
写真

 昭和57年の武蔵国分寺尼寺寺域確認調査の際に、僧寺と尼寺の間を南北に走る東山道武蔵路に当たる道路遺構上面から発見されたものです。

 像は像高28.4cm で、頭部に阿弥陀如来の化仏を施した低い三面宝冠をいただき、口元に微笑みをたたえています。肩幅が広く、下腹部をやや突き出した体躯が特徴です。台座の大部分を欠損しています。

 こうした作風は、奈良法隆寺の夢殿観音像などに類似することから、白鳳時代後期(7世紀後半~8世紀初頭)頃に制作されたものと考えられます。

 関東地方で知られている白鳳期の銅像として古く、また、銅の成分分析から国内で採取された銅を使用した可能性が高いことなども貴重です。理没前に火災にあったのでしょうか。焼けた痕跡があり、台座、左肘より先と右手指、天衣の一部が失われています。


武蔵国分寺跡資料館の公開情報

住所 :
〒185-0023 国分寺市西元町1-13-10
電話 :
042-323-4103
ファクシミリ :
042-300-0091
開館時間 :
9:00 ~ 17:00(入館は16:45 まで)
休館日 :
月曜(ただし、祝日・振替休日の場合は翌日)
年末年始(12 月29 日~ 1 月3 日)
臨時休館日 ( 展示替え等のため)
料金 :
一般:100 円 中学生以下:無料(おたかの道湧水園入園料)
入園券は史跡の駅で販売しています。
禁煙マークトイレマーク障害者マーク
注意事項等 :
駐車場はありません。
史跡の駅にはカフェ(おたカフェ)を併設しています。
ホームページ :
武蔵国分寺跡資料館(国分寺市公式ホームページ)