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文化財めぐりコース

国分寺散策コース(府中・国分寺を歩いてみませんか)

4 唐草四獣文銅蓋

都指定有形文化財(考古資料) 指定:平成9年3月14日
写真

 武蔵国分寺周辺の、鍛冶工房と考えられる竪穴住居跡から出土したものです。この竪穴住居跡は火災により焼失したものと考えられ、この銅蓋も火熱により一部が融解して全体に歪んでいます。

 保存処理の過程で蓋外面に線刻文様があることが分かりました。鈕の内側に蓮珠文と四葉文、外側に獣形文と唐草文がめぐり、魚々子(ななこ)(小さな粒を刻んだ細工)が描かれています。この銅蓋は、銅鋺あるいは加盤(入れ子の容器)の蓋と考えられます。

 文様は、正倉院蔵の佐波理蓋第二号の文様に共通し、朝鮮半島で制作された可能性が指摘されていますが、どのような経緯でこの地に持ち込まれたものかは不明です。


武蔵国分寺跡資料館の公開情報

住所 :
〒185-0023 国分寺市西元町1-13-10
電話 :
042-323-4103
ファクシミリ :
042-300-0091
開館時間 :
9:00 ~ 17:00(入館は16:45 まで)
休館日 :
月曜(ただし、祝日・振替休日の場合は翌日)
年末年始(12 月29 日~ 1 月3 日)
臨時休館日 ( 展示替え等のため)
料金 :
一般:100 円 中学生以下:無料(おたかの道湧水園入園料)
入園券は史跡の駅で販売しています。
禁煙マークトイレマーク障害者マーク
注意事項等 :
駐車場はありません。
史跡の駅にはカフェ(おたカフェ)を併設しています。
ホームページ :
武蔵国分寺跡資料館(国分寺市公式ホームページ)