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文化財めぐりコース

国分寺散策コース(府中・国分寺を歩いてみませんか)

2 真姿の池湧水群

都指定名勝 指定:平成10年3月13 日
写真

真姿の池湧水群

 国分寺崖線下には、湧水点がいくつも見られますが、その一つが、真姿の池とその周辺の「真姿の池湧水群」です。周辺にはケヤキ、スギなどが多く見られ、国分寺崖線の雑木林景観がよく残されています。かつては飲用水としても利用されていました。

 「真姿の池」の名はこの地の伝説が由来となっています。嘉祥元年(848)、皮膚の病に苦しむ玉造小町という女性がいました。小町は、国分寺を訪れ、病気平癒を願い参詣しました。お参りを始めて21日目、一人の童子が小町を池に案内し、この水で身を清めるようにと言い残しました。言われたとおりにすると、病は治り、小町は元の美しい姿を取り戻しました。小町の元の姿(真姿)を映したことから、人々はこの池を「真姿の池」と呼ぶようになりました。

 現在、池には(ほこら)があり、弁財天が(まつ)られています。祠の中にはヘビが描かれた絵馬がたくさん奉納されており、病気治癒、安産祈願などのために訪れる人もいます。12 年に一度、御本尊の開帳を行っており、平成25 年に開帳されました。

 真姿の池周辺は、手入れの行き届いた雑木林に囲まれ、市街地の中にありながら美しい景観が好く残っており、環境省の「名水百選」、東京都の「東京の名湧水57 選」にも選ばれています。


真姿の池湧水群の公開情報

公開日 :
通年
公開時間 :
終日
料金 :
無料
駐車場マーク(有料)禁煙マーク