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文化財めぐりコース

八重洲散策コース

9 日本橋

国重要文化財(建造物) 1999年5月13日指定
写真

日本橋

 慶長8年(1603)に初代の木造橋が架けられ、翌年五街道の起点となりました。日本橋から東隣の江戸橋にかけての日本橋川沿いには魚河岸が賑わい、橋の南北には白木屋や越後屋などの商店が建ち並ぶ、江戸随一の繁華な場所でした。また、火事の多い江戸にあって、記録に残るだけでも10回火事に遭っています。江戸東京博物館には、江戸後期の記録を基に作られた、全長28間(約51m)・幅4間2尺(約8m)の北半分14間の原寸大復元模型があり、実際に渡ることができます。

 明治に入ると石造りの橋に架け替えられ、現在の橋は明治44年(1911)竣工、橋長49m、橋幅28mの石造2連アーチ橋です。橋の中央には道路の起点を示す道路元標が埋め込まれ、北西の橋詰にレプリカが展示されています。日本橋を起点とする国道は、1号(東海道)・4号(日光街道)・6号(水戸街道)・14号(千葉街道)・15号(第一京浜)・17号(中山道)・20号(甲州街道)の7つです。

 北東と南東の橋詰には、工事について記した銘板があります。橋柱の川に面したところにあり、身を乗り出さないと覗けませんので御注意ください。